小学校6年 社会 · 地図でたどる明治の変化

廃藩置県はいはんちけんタイムトラベル

「藩が県になった」そのあと、どうなった? 時代を動かして、名前とまとまりの変化を見つけよう。

全国の流れ

変わったのは、名前だけ?

使い方と資料

① 全国でしくみの変化をつかむ → ② 地域を選ぶ → ③ 年代を動かして、同じ場所の名前を追ってみよう。

「全国を拡大・全名称」で全名称の地図と検索一覧が開きます。+/−で拡大縮小、ドラッグで移動でき、一覧で名前を押すとその拠点へ移動します。「前の時代と比べる」で2枚の地図を並べられます。自動再生は7秒ごとに進み、最後で止まります。スライダーはキーボードの矢印キーでも動かせます。地図のPNG保存、気づきのテキスト保存もできます。

この地図で分かること・省略したこと

この教材は全国の行政区画を完全復元した歴史地図ではありません。全国は代表的な拠点の藩名・県名と制度の流れ、地域地図は四国・山口・鳥取と島根の代表的な変化を学ぶためのものです。

海岸線と県の形は現代の地理データを簡略化しています。色はその地域が属した県のまとまりを示す目安で、当時の県境そのものではありません。細かな境界変更、飛び地、すべての支藩・幕府領・旗本領は表示していません。藩の時代と県が細かく分かれていた時期は、境界をぬらず、拠点と代表名で示します。

四国では淡路島の動きも示します。鳥取・島根では隠岐を別に示し、鳥取県の再置後も島根県に残ったことを区別します。

用語と年の読み方

藩(はん):大名が治めた領地とそのしくみ。幕府が直接治める土地などもありました。
版籍奉還(はんせきほうかん):1869年、藩主が土地と人民を朝廷に返したこと。旧藩主の多くは知藩事となり、藩はまだ残りました。
廃藩置県:1871年、藩を廃止して県に変え、明治政府が地方を直接治めるしくみにしたこと。
合併(がっぺい)・編入(へんにゅう):いくつかの県を一つにまとめたり、別の県に組み入れたりすること。
分離・再置(さいち):別の県として分かれること・いったんなくなった県を再び置くこと。

1872年までの月日は旧暦です。廃藩置県の明治4年7月14日は、新暦では1871年8月29日です。府県の数は示した時点のものです。「3府302県」「3府72県」「3府35県」の数には北海道の開拓使などを含めていません。琉球は別の経過をたどり、1879年に沖縄県が置かれました。1888年の1道3府43県と現在の1都1道2府43県は、どちらも合計47です。

先生へ:授業での問いかけ

「名前が変わったところ」「同じ色にまとまったところ」「また分かれたところ」をそれぞれ探します。その後、「名前が県になっただけで、現在と同じになったのかな?」と問い、全国の1871年と1888年に戻って比べます。

四国は高松付近、山口は岩国付近、山陰は鳥取付近の名前を追うと理解しやすくなります。香川の分離や鳥取の再置から、地域の事情や人々の働きかけにも目を向けられます。添付の教科書画像は未参照です。

出典・地図データ

2026年9月9日確認。説明文・概略図・系統図は以下の資料をもとに本教材用に作成しました。資料へのリンクを開くときだけ通信が必要です。

全国名称:安政武鑑(1855年)の全266藩。「武鑑全集」(CODH制作)「日本古典籍データセット」(国文学研究資料館所蔵)を翻案、CC BY-SA 4.0。拠点はCODH 藩の所在地データセット(CC BY 4.0)を利用。一覧全408藩は江戸時代全体の累積のため、一時点の藩数としては使用していません。

明治期の名称一覧はWikipedia「廃藩置県」(CC BY-SA 4.0)と「府県藩件数の推移」を照合して作成。1869年の一覧は明治2年末(旧暦)の時点です。表記の整理、時点の抽出、拠点付近の座標補足を行っています。全国名称データの加工部分はCC BY-SA 4.0で提供します。

地図:dataofjapan/land・japan.geojsonを簡略化して使用。元データの案内:国土地理院「地球地図日本」。現在の位置を知るための基図であり、歴史的な境界データではありません。

たしかめクイズ

気づきメモ

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